Voice Drop
概要
音声ファイルをAviutl2上に自動でDropしてくれるプラグイン
詳細説明
Voice Dropの使い方
音声合成ソフトから音声ファイルとテキストファイルを出力した際、Aviutl2のタイムライン上に自動でドロップするプラグインになります。
音声合成ソフトを使った編集でタイムライン上に手動でドロップする手間を削減することを目的としたプラグインです。
まず初めに
本プラグインは、PSDToolKitが入っていること前提で話が進みます。
まだ導入を行っていない方がいましたら、先にそちらの導入から進めてください。
また、本プラグインはAviUtl2のバージョンが必ずv2.1.0以上の必要があります。それ以下のバージョンを利用している方は必ずAviUtl2のバージョンアップを先にお願いします。
Voice Drop 解説動画
解説動画も用意しておりますので、動画で設定方法が知りたい方はこちらを参考にしていただけますと幸いです
https://www.nicovideo.jp/watch/sm46474483
Voice Dropの導入方法
Aviutl2カタログを利用している場合、「インストール」ボタンを押して頂ければ導入完了です
Aviutl2カタログを利用していない場合、Releasesページ にある、Latest が付いたバージョンの所から、voice_drop.aux2 ファイルをクリックしダウンロードして、aviutl2 → Plugin 配下に設置してください。これで導入完了です
Voice Dropの説明
Aviutl2の左上にある「表示」から「Voice Drop」を選択してください。すると、最初にこのような画面が表示されます。
※もし表示されていない場合、導入方法に間違いがある(置いたフォルダー場所が違うなど) 可能性が高いので設定を見直してみてください
このままだと使いにくいと思うので、プラグインを右クリックし、「ウィンドウ配置」→「ウィンドウ分離」を選択しておくと見やすい形で表示してくれます。
ルール設定
まずはルールを設定してみましょう。
右上の「ルール設定」のボタンをクリックしてください
このような画面が表示されるので右上の「ルール追加」のボタンをクリックしてください
するとこのような画面が表示されます。
各項目の説明
項目に沿って自由に自分に合ったルールを追加してください。
ルール名:今回のルールに対する名前を入れられます。
ルールの管理目的での設定を想定しています。そのため、ここで設定した文字がルールに作用することはございません。自由に自分がルール管理しやすいような名前にしていただければと思います。
マッチさせたいテキスト:ここに入力されたテキストがドロップするかどうかの判定に使われます。
ここで設定された文字列が音声ファイルに含まれていた場合、ルールに則って該当レイヤーにドロップします。
そのため、ドロップさせたい音声ファイルに必ず含まれている要素を入れてください。
基本的にはキャラクター名を入れてあげるのが良いと思います
例
- 1_結月ゆかり_こんにちは.wav の場合、
_結月ゆかり_ - 001_ずんだもん(ノーマル)_ずんだもんなのだ.wav の場合、
_ずんだもん(ノーマル)_ - 00_小春六花_小春六花です の場合、
_小春六花_ - 00-宮舞モカ-初めまして宮舞モカです の場合、
-宮舞モカ- - 東北きりたん (v1)_どうも東北きりたんです の場合、
東北きりたん (v1)_
※なおこのプラグインでの音声ファイルは wav形式のみに対応しています。出力する音声ファイルは必ず wavファイルで出力するようにしてください。
また、もしここの設定がうまくいかなく、「タイムライン上にドロップされない...」という問題に直面した方がいましたら、こちらにTips集をまとめていますので参考にしていただけますと幸いです。
Voice Dropで上手くドロップしてくれなかった場合の「マッチさせたいテキスト」設定方法Tips集【随時更新】
キャラクターID : セリフ準備やパーツ上書きのキャラクターIDの欄にここで指定したテキストが入るようになります。
ここで設定したテキストがセリフ準備やパーツ上書きのキャラクターIDの欄に自動で入るようになります。
例:キャラクターIDを「唯世かのん」と設定します
このルールによってドロップされた "セリフ準備" と "パーツ上書き" の キャラクターIDには最初から「唯世かのん」が入るようになる。といった機能です
ドロップ先のレイヤー:タイムライン上のどのレイヤーにドロップさせるかを決めることが出来ます(v0.2.3でアップデート)
デフォルトは番号指定です。2を設定すれば「Layer2」に、3を設定すれば「Layer3」にドロップされるようになります。
お好みでそのキャラクターの音声ファイルをドロップさせたいレイヤーをしていただければと思います。
名前で指定を選択した場合は、完全一致するレイヤー名に対してドロップされるようになります。
例:名前で指定を選択し値を「宮舞モカ」にしたとします。その際レイヤー名が「宮舞モカ」になっているレイヤーにドロップしてくれます
なお、指定したレイヤーに音声ファイルがドロップされ、後続する "セリフ準備" や "パーツ上書き" はその下に置かれるようになります。
例:Layer2にドロップと指定した場合、音声ファイルがLayer2に置かれ、セリフ準備はLayer3, パーツ上書きはLayer4に設置されます
末尾の調整:ドロップ後の音声の末尾を自由に設定することができます(v0.2.2からの機能)
デフォルトは「調整しない」になっています。調整しないを選択した場合、特に末尾をいじることなく通常音声の長さで設置されます。
もし「パディング」を選択し「5 frames」と選択した場合、ドロップした音声の後ろに5 frames の空きがある状態でドロップされます
もし「カット」を選択し「5 frames」と選択した場合、ドロップした音声の後ろが5 frames カットされた状態でドロップされます
自分の作りたい動画のキャラのセリフに持たせたい間に合わせて自由に設定してもらえればと思います
セリフ準備を同時に設置する & パーツ上書きを同時に設置する:セリフ準備, パーツ上書きを同時にドロップするかどうかを決められます
音声ファイルをドロップする際、PSDToolKitにある機能、セリフ準備とパーツ上書きもドロップするかどうかを決められます。
デフォルトはONとしています。OFFにすることも可能です。OFFにするとドロップされることはありません。
最後に「保存」ボタンを押すことで設定することが可能です
ルール追加が完了するとこのようにルール設定画面に表示されます
実際に動かす
ルールを設定できたら、メイン画面に戻り「フォルダ選択」ボタンを押して、出力する音声ファイルをためておくフォルダーを指定してください。
例:画像では、 E:\Aviutl2\voice4 の中に音声合成ソフトから生成される音声とテキストファイルを貯めることになっています
設定出来たら「起動する」ボタンを押すと、フォルダー配下に追加されたファイルは設定したルールをもとにAviutl2のタイムライン上にドロップされるようになります。
下記の画像のように、音声ファイルとPSDtoolKitが用意している「セリフ準備@PSDToolKit」「パーツ上書き@PSDToolKit」の3つが表示されていたら完了です。
その他細かい便利機能
メイン機能の他、楽にVoice Dropを利用していただく為にいくつか便利機能を有しているのでその紹介です。
ルール追加のエクスポート・インポート
こちらのルール設定画面上では「エクスポート」と「インポート」があります。
これは今回設定したルールを「別のPCでも同様に使いたい」となった時に設定したルールをエクスポートすることが可能です。
そしてそのエクスポートした設定ファイルをインポートすることで以前作成したルールなどが一発で利用可能にするようになっています。
大変なルール設定の簡略化を目的として用意されています。
(既に設定が完了しているユーザーから設定ファイルを貰う。などしてもらってもよいかもです)
ルール設定の編集・複製・削除
ルールを追加したらその後、設定したルールを「編集」「複製」「削除」が可能です。
特に「複製」機能は、似たようなルールを追加する際に便利です
ルール設定のON/OFF 機能
各ルールにはチェックマークが用意されています。このチェックマークがONになっているルールのみが適用ルールの対象となります。
プロジェクトによって使うルール・使わないルールなどがあると思いますので自由に設定してください
ルールの順番変更機能 (v0.2.0からの機能)
ルールが増えてくると関連性がある順番に並び替えたくなる時があるかもしれません。本プラグインではその各ルールの順番をドラッグ&ドロップで自由に入れ替えることが可能です。
読み取り範囲を拡張する(v0.2.1からの機能)
フォルダ選択の横に設定の歯車アイコンが存在します。
そちらを押すと、「指定したフォルダ直下のみ」と「指定したフォルダより下の階層も含む」のどちらかを選択することが出来ます。
デフォルトは「指定したフォルダ直下のみ」が選択されています。
この状態だと、指定したフォルダ選択配下に出力される音声ファイルのみがドロップされる対象となります。
それより下の階層のフォルダに出力される音声は対象になりません。
画像で示すとこのような設定になります。
これを、「指定したフォルダより下の階層も含む」を選択した場合
指定したフォルダよりも下の階層のフォルダに出力される音声ファイルも対象となります。
これはどれだけ下の階層で合っても対象となります。
音声ファイルをキャラクターごとに管理していたりプロジェクトごとに管理しているユーザーさんにもご利用いただけるようにした機能になります。
Aviutl2を立ち上げた時にVoice Dropも起動するようにする(v0.2.3からの機能)
起動設定というオプションが存在します。
こちらを「AviUtl2起動時に自動で起動」を選択すると、Aviutl2を開いた際に、Voice Dropも起動中の状態で開いてくれるようになります。
Aviutl2を開いたけど、Voice Dropを起動してなくてドロップ出来てなかった。というストレスを緩和させる機能になります。
上書き保存でもドロップされるようにする(v0.2.3からの機能)
ファイル名というオプションが存在します。
こちらを「連番を付けてドロップ」を選択すると、ドロップ予定のファイルのファイル名の後ろに _連番_vd という文字付けた状態でドロップしてくれるようになります。
例: 00_双葉湊音_こんにちは.wav を生成した場合、 00_双葉湊音_こんにちは_001_vd.wav というファイル名にリネームしてからドロップされます。
これにより「音声を一度Aviutl2上にドロップ → 音声を聞く → 再調声したくなる → 音声合成ソフトから再調声したファイルを出力」をした際、同じファイル名で出力してもドロップされるようになります。
Aviutl2のキャッシュの関係上、一度Aviutl2にドロップされてしまうとAviutl2起動中はそもそも音声合成ソフトから上書き保存しようとしても上書き保存できない。という問題があるので、それをファイル名変更という手段で回避したという感じです。
より詳細の仕様を知りたい
- こちらの機能は、音声合成ソフトから出力されるファイル名と同じファイル名の者を連番を上げてリネームしてドロップされる仕様になります。
例: 00_双葉湊音_こんにちは.wav と 01_双葉湊音_こんばんは.wav を出力した場合、
00_双葉湊音_こんにちは.wav→00_双葉湊音_こんにちは_001_vd.wav01_双葉湊音_おはよう.wav→01_双葉湊音_おはよう_001_vd.wav
とドロップされます。つまりこの場合は、それぞれ連番は001になるということです。
またその後、 00_双葉湊音_こんにちは.wav を再調声して出力した際は、00_双葉湊音_こんにちは_002_vd.wav となりドロップされます。
こちらの連番は出力されるファイル名によって連番が加算されていくという意味です。
_vdがVoice Drop側でリネームしたよ。というのがわかるために付けています。
挙動としては、リネームした後にドロップされますが、その際、リネームしたファイルを新規ファイルだと勘違いして間違って2重でドロップしないように。このオプションがONの時は、 _vd が末尾についているファイルはドロップしないように処理を入れています。
なのでほとんどの場合はないと思いますが、このオプションがONの時に、ファイル名の末尾に _vd が付いているファイルが生成された場合、ドロップはスキップされるのでご注意ください
使う際の注意点
1. このプラグインでの音声ファイルは wav形式のみに対応しています。出力する音声ファイルは必ず wavファイルで出力するようにしてください。
最近の音声合成ソフトはどこもwavファイルだと思いますが、mp3で出力される設定しているところがあれば wavファイルで出力するようにしてください。
2. 音声とテキストファイルを同時に出力できないソフトを利用している場合、先にテキストファイルを出力してから音声ファイルを出力するようにしてください
音声合成ソフトによっては、音声ファイルとテキストファイルを同時に生成できないソフトもございます。その場合、先にテキストファイルを生成してから音声ファイルを生成してくださると上手くルールが適用されて配置されるようになります。
一応、音声ファイルがドロップされた後、テキストファイルが無い場合は一定期間(短いです)テキストファイルを待って、テキストファイルが来たら音声と一緒にドロップする機能も有していますが、可能であればテキストファイルを先に出力したほうが確実だと思います。
例:Voisona
VOICEROID2を利用する場合
VOICEROID2を利用している場合、VOICEROID2ではキャラクター名をファイル名に含めることが出来ない問題があります。
本プラグインでは、メイン機能であるファイル名に一致したものをドロップさせることを目的とし、VOICEROID2特有の処理は含めないものとします。
もしVOICEROID2を利用しており、本プラグインを使って便利化させたい場合、VOICEROID2に必ずキャラクター名を含めたファイル名で保存できる、「VoiceroidUtil」を利用
もしくはVOICEROID2から、ファイル保存時に必ずキャラクター名を入れるようにする。といったやり方をお勧めします。
そのようにしていただけると後は、voice-drop側でルールを設定して頂ければ利用可能になります。
アップデート情報を動画でもご紹介
リリースノートに動画付きで紹介しています: https://github.com/Fuji07-2525/voice-drop/releases
注意事項
本プラグインによって起きたいかなる損害について、開発者は一切の責任を負いません。
利用する際は、ご自身の責任でお願いします。
依存関係
- oov.GCMZDrops2
- oov.PSDToolKit2