スクリプト

色付き残像(画像履歴)

スクリーンショット

概要

過去のフレームの絵を色付きの残像として重ねる

詳細説明

色付き残像(画像履歴)

オブジェクトの絵の中身の動きに、色付きの残像を付けるアニメーション効果です。過去のフレームの絵を覚えておき、
今の絵の下に薄く重ねます。位置が動かない動画オブジェクト(撮影した被写体が動く映像など)にも残像が付きます。

  • 作者: by HexBrowns
  • バージョン: スクリプト v1.00 / モジュール colored_echo_img.mod2 v1.1.0(2026-10-03: 履歴のメモリに上限を設けた)
  • 必要環境: AviUtl2 2.1.10 以上

インストール

  1. Releases から zip をダウンロードして展開する
  2. 中の Script フォルダを、AviUtl2 のデータフォルダ(既定は C:\ProgramData\aviutl2)へコピーする。
    次の 2 つが置かれます
    • Script\色付き残像(画像履歴).anm2
    • Script\ColoredEchoImg\colored_echo_img.mod2
  3. AviUtl2 を再起動する(起動中にコピーした場合も、再起動するまで読み込まれません)

モジュール(.mod2)が見つからないときは、残像を付けずに元の絵をそのまま描きます(ログに
colored_echo_img.mod2 が見つかりません と出ます)。

使い方

  1. 動画などのオブジェクトに、アニメーション効果の HexScript → 色付き残像(画像履歴) を追加する
  2. 再生する(または 1 フレームずつ進める)。進めたフレームの絵がたまって、残像が出はじめます
  3. 数 で残像の個数、間隔[f] で残像どうしの時間差、減衰 で古い残像の薄れ方を決める
  4. 色1 で残像の色を決める。古い残像ほど別の色にしたいときは グラデーション をオンにして 色2 を決める

残像は「過去のフレームで実際に描いた絵」から作ります。まだ描いていないフレームの残像は出ません(下の「注意事項」)。

パラメータ

残像

パラメータ 範囲 初期値 説明
数 1 〜 120 12 重ねる残像の個数
間隔[f] 0.01 〜 50 1 残像どうしの時間差(フレーム)。1 なら 1 フレーム前・2 フレーム前…。小数のときは前後のフレームを混ぜた絵を使う
減衰 0 〜 100 70 1 つ古くなるごとに不透明度に掛ける割合(%)。70 なら 1 個目 70%、2 個目 49%…
ぼかし 0 〜 50 0 残像と今の絵をまとめてぼかす量。0 でぼかさない

色

パラメータ 範囲 初期値 説明
色1 - ff0000 残像の色(グラデーションがオンなら、いちばん新しい残像の色)
不透明度1 0 〜 1 1 残像の不透明度(グラデーションがオンなら、いちばん新しい残像の不透明度)
色を適用 オン / オフ オン オンで、残像を元の絵の明るさを保ったまま色1(〜色2)で染める。オフで、残像は元の色のまま薄くなるだけ
グラデーション オン / オフ オフ オンで、新しい残像から古い残像へ、色1 → 色2・不透明度1 → 不透明度2 と変える
色2 - 0000ff いちばん古い残像の色(グラデーションがオンのとき)
不透明度2 0 〜 1 0.2 いちばん古い残像の不透明度(グラデーションがオンのとき)

今の絵(いちばん上)は染めずにそのまま描きます。

オプション

パラメータ 範囲 初期値 説明
加算 オン / オフ オフ オンで、オブジェクト全体(残像と今の絵)を加算合成で描く

注意事項

  • 残像はオブジェクトの絵の中に付きます。 オブジェクトの位置(X・Y)の動きでは残像は出ません。
    位置の動きに残像を付けるなら、別の残像のスクリプトを使ってください
  • オブジェクトの大きさが変わると、それまでの残像は消えます(そのフレームからためなおします)
  • シークで戻ると、残像はそこからためなおします。 戻った直後は残像がありません
  • 大きく先へ飛んだとき(先へのシーク・途中からの出力)も、たまった分だけ残像を描きます。 飛んだ直後は残像がなく、
    進むにつれて増えます。ファイル出力で最初から全部の残像を出したいときは、出力範囲の開始を「間隔[f] × 数」フレームだけ前にしてください
  • プレビューの再生でフレームが 1〜2 枚飛んだときは、前後の絵を混ぜて埋めます。それより大きく飛んだところの残像は出ません。
    ファイル出力は 1 フレームずつ描くので、この影響は受けません
  • メモリの上限: 残像のために覚えておく絵は、この効果を使っている全オブジェクトの合計で 2 GB までです。
    • 1920×1080 の絵なら 1 枚 約 8.3 MB で、合計 258 枚まで。初期値(数 12・間隔 1)は 1 オブジェクト 15 枚(約 124 MB)なので、
      上限に届くのは同時に 18 個以上表示したときだけです
    • 上限に届くと、いちばん多く覚えているオブジェクトの、いちばん古い残像から出なくなります(いちばん薄い残像から欠けます)
    • 「数 × 間隔[f]」を大きくすると届きます。例: 数 120・間隔 50 は、1920×1080 なら直近 258 フレーム分(残像 5 個目まで)だけが出ます
    • 1 枚で 2 GB を超える大きな画像には残像を付けません(元の絵だけを描きます)
  • 描いている間は、上限とは別に絵 3 枚分のメモリを一時的に使います
  • 使わなくなったオブジェクトの分(削除した・しばらく表示していない)は、ほかのオブジェクトの残像を描いているうちに捨てます。
    この効果をどこにも描いていない間は捨てる機会がないので、最大 2 GB を AviUtl2 を終了するまで抱えたままになることがあります
  • 処理は CPU で行います。大きな画像で数を増やすと重くなります

確認済み(2026-10-03、本体 2.1.11a)

次の動作を AviUtl2 2.1.11a で確かめました。

  • メモリの上限を設けた v1.1.0 でも、上限に届かない設定での見た目は以前の版と変わらない
  • 最大の設定にしても、メモリの使用量が上限で頭打ちになる