スクリプト

テキスト縦書き化

概要

文字ごとのオブジェクトのまま横書きを縦書きに並べる

詳細説明

テキスト縦書き化

横書きで入力したテキストを、文字ごとの位置だけ組み替えて縦書きに並べるアニメーション効果です。
テキストの「文字毎に個別オブジェクト」を ON にしたまま縦書きにできるので、文字ごとに動かす効果(FlowType_H など)と組み合わせられます。
本体の縦書きで文字の下端(欧文の g・y などの下に出る部分)が欠けるのを避けるために作ったものです。

  • Script/テキスト縦書き化.anm2(v1.10)

インストール

  1. Script\テキスト縦書き化.anm2 を配置する
  2. AviUtl2 を再起動する
  3. テキストオブジェクトのフィルタ効果に「テキスト縦書き化」を追加する(HexScript の中)

使い方

  1. テキストオブジェクトを横書きで作り、文字毎に個別オブジェクト を ON にする
  2. 「テキスト縦書き化」を追加する。1 行目が右端の列になり、行が下がるほど左の列へ並ぶ(組方向 が 右縦書き のとき)
  3. 列の中の文字の間隔は 字間 で詰める・広げる。列と列の間隔は、元のテキストの 行間 で決まる
  4. 半角英数が混じって縦の間隔が不揃いになるときは、縦ピッチ を 文字サイズ固定 にする

列の天・中心・地のどこを揃えるかは、テキストの 文字揃え で決まります(左寄せ = 天、中央揃え = 中心、右寄せ = 地)。
文字揃えは横書きのもの(左寄せ[上] ~ 右寄せ[下])を使ってください。

例: 欧文を寝かせて縦に流す

実制作で使った設定です(「Right on」、サイズ 160、中央揃え[中]、文字毎に個別オブジェクト ON。後ろに モーション@FlowType_H。v0.2.1 までの名前は Motion@FlowType_H)。

対象 項目 値
テキストの標準描画 Z軸回転 90
テキスト縦書き化 すべて 初期値(右縦書き・字間 0)

各文字が 90 度寝たまま上から下へ並び、テキスト全体を 90 度回したのと同じ見た目になります。
全体を回すのと違って文字ごとのオブジェクトのままなので、後ろに掛けた効果で 1 文字ずつ動かせます。

この組み方でテキストに全角の括弧や長音(下の表の文字)を含めるときは、長音と括弧を縦向きにする を OFF にします。
ON のままだと、Z軸回転 90 にさらに 90 度足されて、その文字だけ逆さまになります。

パラメータ

縦組

項目 範囲 / 選択肢 初期値 説明
組方向 右縦書き / 左縦書き 右縦書き 右縦書き は 1 行目が右端の列で、次の行は左へ(日本語の縦組)。左縦書き は 1 行目が左端の列で、次の行は右へ。どちらも行の左の文字が列の上に来る
字間 -200 ~ 200 0.00 列の中の文字の間隔に足す量(px)。マイナスで詰まる。列の天・中心・地のどれを固定するかはテキストの文字揃えに従う
基準X -4000 ~ 4000 0 組み替えの中心の X(px)。テキストの基準点が 0
基準Y -4000 ~ 4000 0 組み替えの中心の Y(px)

基準X・基準Y の点にあった位置は、組み替えても動きません。縦に組んだ後の位置をずらすだけなら、下の 移動X・移動Y を使います。

微調整

項目 範囲 初期値 説明
移動X -4000 ~ 4000 0 縦に組んだ後の全体の移動量(px)
移動Y -4000 ~ 4000 0 同上(縦)
個別オブジェクト必須 ON / OFF ON ON なら、文字毎に個別オブジェクトが OFF(オブジェクトが 1 つ)のときは何もしない

約物とピッチ

項目 範囲 / 選択肢 初期値 説明
長音と括弧を縦向きにする ON / OFF ON 下の表の全角の約物を 90 度回して縦向きにする
縦ピッチ 横の送り幅(従来) / 文字サイズ固定 横の送り幅(従来) 横の送り幅(従来)は、横書きで並んだときの間隔をそのまま縦の間隔にする。文字サイズ固定は、1 文字の送りをテキストの「サイズ」+テキストの「字間」にそろえる
句読点と小書きを右上へ寄せる ON / OFF OFF 句読点と小書きの仮名を、縦組の位置(字面の右上)へずらす

縦向きにする文字(全角だけ。半角の記号は回しません)

ー ー 〜 ~ … ‥ ― — - = | : ; ( ) 「 」 『 』 [ ] 【 】 〔 〕 〈 〉 《 》 { } < > 〖 〗

右上へ寄せる文字と量(文字サイズに対する割合)

文字 右へ 上へ
、 。 , . 0.5 0.5
小書きの仮名 ぁぃぅぇぉっゃゅょゎゕゖ ァィゥェォッャュョヮヵヶ 0.125 0.125

寄せる量は目安です。フォントによって字面の位置が違うので、ON にしたらプレビューで確かめてください。

注意

  • 文字の向きは、上の表の約物以外は変えません。 欧文・数字は正立のまま縦に並びます。寝かせたいときは例のように標準描画の Z軸回転 90 を使います
  • 縦ピッチが 横の送り幅(従来) のときは、半角英数の縦の間隔が詰まります。 フォントによってはかな・括弧の送りも文字サイズより狭く、縦の間隔が揃いません。揃えたいときは 文字サイズ固定 にします
  • 本文の文字と個別オブジェクトの対応が取れないときは、字間を全文の通し番号で掛ける古い動き(v1.00)に戻り、約物の回転・句読点の寄せ・文字サイズ固定は効きません
  • テキストの文字揃えが縦書き(縦書 …)のときは、列の中心を揃える扱いになります
  • UI の項目を足した版なので、以前の版から入れ替えたときは AviUtl2 の再起動が要ります