フィルタプラグイン

パンチラ

概要

画像を2点でめくり固定辺を基準に風・波・重力で布をなびかせるフィルター

詳細説明

TurnOver_PPP

TurnOver_PPPは、AviUtl2上で画像の一部を2点でつまんでめくったり、布全体を風になびかせたりするフィルタープラグインです。

AviUtl2のフィルター一覧では「パンチラ」と表示されます。

動作環境

  • Windows 64-bit
  • AviUtl2
  • 画像オブジェクト

インストール

配布ZIP内のTurnOver_PPPフォルダーを、次の場所へ配置します。

C:\ProgramData\aviutl2\Plugin\TurnOver_PPP

配置後、次のファイルが存在することを確認してください。

C:\ProgramData\aviutl2\Plugin\TurnOver_PPP\TurnOver_PPP.auf2

AviUtl2を起動中の場合は、一度終了してからインストールまたは更新してください。

基本的な使い方

  1. 画像オブジェクトへ「パンチラ」フィルターを追加します。
  2. フィルターの設定ボタンを押します。
  3. 画像上を左クリックして、変形する布の外周を囲みます。最後の頂点を最初の頂点へ重ねると外周が閉じます。
  4. 必要な頂点を選択し、表示される1または2を押して、つまみ1・2を割り当てます。
  5. なびき方固定辺を選択します。
  6. 設定画面を閉じると、外周・つまみ・なびき方・固定辺が現在のオブジェクトへ保存されます。
  7. AviUtl2側の各トラックを調整します。

設定画面の「めくりプレビュー」では、割り当てたつまみをドラッグして変形を確認できます。プレビュー中のドラッグ位置は保存されません。

外周の編集操作

  • 空所を左クリック:頂点を追加
  • 線上を左クリック:線の途中へ頂点を挿入
  • 頂点を左ドラッグ:頂点を移動
  • 頂点を右クリック:頂点を削除
  • 空所を右ドラッグ:表示位置を移動
  • 閉じた外周の閉じ線を右クリック:外周を開く
  • 「鋭角頂点」「滑らかな頂点」:追加する頂点の種類を選択
  • 「全体表示」:画像全体が収まる表示へ戻す

なびき方

種類 動作
従来 風をつまみ位置へ加え、手動のめくりを中心に変形します。
しなり 固定辺を保ち、自由端ほど大きく曲がります。
揺れ 中央部から風へ追従し、布全体がまとまって揺れます。
なびく 固定辺から自由端へ不規則な波を流し、自由端ほど乱れを強めます。

固定辺は上・下・左・右から選べます。固定辺では変形を抑え、反対側へ向かって風・波・重力の影響を増やします。

なびくでは、左右固定の場合は縦1px、上下固定の場合は横1pxの長さを保つように変形します。重力は常に画面下方向へ働き、風には重力へ逆らう揚力が加わります。

パラメーター

項目 初期値 範囲 内容
つまみ1 X / Y 0px -2000~2000px つまみ1を設定位置から移動する量
つまみ2 X / Y 0px -2000~2000px つまみ2を設定位置から移動する量
縮小率 100% 10~100% 全面画像を変形前に中央基準で縮小し、周囲へ透明な余白を作る倍率
重力 0px 0~500px 固定辺を保ったまま、自由端を画面下方向へ垂らす量
0px 0~500px 自動的になびかせる強さ
周期 60フレーム 1~600フレーム 風や波が1周する基準時間
風向 0度 -180~180度 風による移動方向
乱れ 0% 0~100% 異なる周期を合成し、規則的な動きを崩す量
波打ち 0px 0~200px 布面を進む波の強さ
波数 2 1~10 布面に含める波の数
影響範囲 38% 5~100% つまみの変形・折れ・裏面表現が届く範囲
折れ 100% 0~200% つまみの移動経路周辺に加える奥行き短縮量
陰影 100% 0~200% 折れ影と持ち上がった面の明暗差
裏面 35% 0~100% 持ち上がった面の低彩度・低明度表現
落影 25% 0~100% 全面画像をめくって空いた領域へ描く影の濃さ
速度 100% 0~400% 風・揺れ・なびく・波打ちに共通する時間進行倍率

補足

  • 速度=0%では自動アニメーションの時間が停止します。重力と手動のめくりには影響しません。
  • 風=0かつ波打ち=0なら、自動的な揺れを加えず手動のめくりだけを使用できます。
  • 縮小率は全面画像だけに適用されます。100%では縮小せず、値を下げるほど変形に使える透明余白が増えます。
  • 重力は固定辺で0、自由端で設定値になるよう滑らかに変化します。
  • 手動のめくりと、自動のしなり・揺れ・なびく・波打ちは同時に使用できます。

全面画像と透明余白素材

設定した外周が画像の四辺から1.5%以内に接している場合は「全面画像」として扱います。

  • 全面画像:変形して空いた領域を透明にし、縮小率落影を使用します。
  • 透明余白素材:画像全体を残し、設定した外周付近だけを変形します。縮小率と全面画像用の落影は適用されません。

設定画面のステータスには、現在の判定が「全面画像」または「透明余白」と表示されます。

既存データとの互換性

現在の保存形式はTPP2です。旧形式のTPP1SPP1SPP2SPP3も読み込めます。旧形式になびき方固定辺が保存されていない場合は、「従来」「上」として読み込みます。

重要なプロジェクトは、プラグイン更新前にバックアップすることを推奨します。

配布ZIPの作成(開発者向け)

Release構成をビルドした後、次を実行します。

Setup\make_release_zip.bat

次の検査に成功すると、Setup\TurnOver_PPP.zipが作成されます。

  • TurnOver_PPP.auf2が存在し、有効なPEファイルであること
  • 配置先にDebug用の.dll.rsmが残っていないこと
  • READMEがTurnOver_PPP用であること
  • ZIP内にTurnOver_PPP\TurnOver_PPP.auf2TurnOver_PPP\README.mdが含まれること

関連リンク